SDGsへの取り組み

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。これは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

当社は、テンカワン・ナッツから採れるボルネオ・ナッツ・バター(BNB)等の非木材森林製品の販売を通じて、17項目からなるSDGsの実現に寄与していきます。

1. 貧困をなくそう

テンカワン・ナッツをはじめ森林からの産物を適正な価格継続的に買い取ることで農家の収入を増やします

2. 飢餓をゼロに

豊かな森林一年中食糧を生産します。テンカワン・ナッツが将来的にも販売できることはこの森林の保護につながり、地域社会の飢餓を防ぎます(純粋なパーム油だけでは生きていけません)。

3. 全ての人に健康と福祉を

熱帯雨林からもたらされる椰子砂糖熱帯の果物は、加工食品に比べてはるかに健康的です。

4. 質の高い教育をみんなに

農家の収入が向上することで、学費の支払いが容易になり、子どもたちが学校に通えるようになります。

5. 男女共同参画

テンカワン・ナッツの収穫BNBの製造男女が共に参加しています。

6. 安全な水とトイレを世界中に

熱帯雨林きれいな飲料水の源です。森林を保護することによって、私たちは安全な飲料水を安定的に供給します。

7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

熱帯雨林木質バイオマスの生産量が豊富です。木質バイオマスは地上の炭酸ガスを固定したものなので、燃焼しても炭酸ガスが循環する、クリーンなエネルギーです。テンカワンの森を守ることはこの循環を守ることになります。

8. 働きがいも経済成長も

BNB原料であるナッツの収穫をする人たちは、そのほとんどが米、ゴム、パーム油の農家です。これらの仕事は、不公正で不透明なサプライチェーンのために、経済成長の機会が乏しいのが現状です。私たちのBNBは流通を通さず現地で生産するため、ナッツを適正価格で買い取ることができるため、働き甲斐が生まれています。

9. 産業と技術革新の基盤を作ろう

現地の搾油工場は、生産プロセスをより効率的にする近代的設備を備え、革新的な保管システムを持っており、農家は季節とは無関係に安定した収入を得ることができ、かつ近代的な生産システムを日常で体験することができます。

10. 人や国の不平等をなくそう

現地の工場は、透明性の高いサプライチェーンを通じて農民に権限を与え、その地域のどの農民からでもナッツを買い取ります。

11. 住み続けられる地域づくりを

伝統的に守られて来た豊かな森林の近くに住むコミュニティは、飲料水食料建材など毎日必要となるものをその森林から得ることができ、さらに搾油工場などの地域産業が発展していくことでその地域に住み続けることができます

12. つくる責任、つかう責任

私たちが販売するすべての製品は、森林に損害を与えず野生の森林から持続的に収穫され、再生可能エネルギーのみを使用し、ほぼゼロ・エミッションで生産されています。

13. 気候変動に具体的な対策を

森林を保護することは、気候の安定性を高めることです。また、オイルパームへの転換を食い止め、森林破壊を削減することは、最大の温室効果ガス排出源からの排出を削減することでもあります。

14. 海の豊かさを守ろう

森林をプランテーションに転換すると、土壌の貯水能力が低下するため、洪水や旱魃が頻発し、水生生物の生命に多大な悪影響を及ぼします。さらに、プランテーションでの化学肥料や殺虫剤、除草剤、その他の化学物質の過度な使用は、河川を汚染し、さらには海洋の深刻な酸性化を惹き起こします。伝統的に守られた多様な植生からなる豊かな森林から流れ出る水は、栄養分も豊富河川の生態系及び海の生物多様性にも大きく貢献します。

15. 陸の豊かさを守ろう

熱帯雨林は、豊かな生物多様性を持ち、土壌微生物を始め大型哺乳類に至るまですべての生き物の拠り所です。

16. 平和と公正をすべての人に

サプライチェーンの透明性トレーサビリティは、これまで不公正な価格でナッツを提供していた農民に公正な取引ができるようにします。豊かな森林が保全され、その森林と共に伝統的な文化に則って住んでいると証明できる場合、彼らは政府に自分たちの森林を「慣習林」として認可するよう申請することができ、それによって不法な開発に端を発する紛争を防ぎ平和に暮らすことができるようになります。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

インドネシア現地の農民工場を運営する農民組合は私たちのパートナーです。共に世界の共通目標であるSDGsを理解し、以上の項目について取り組んで行きますあなたも私たちのパートナーとなってともにSDGsの実現に向けて歩んで行きましょう!